地獄の9期のお話(神無)
某ウィルスのせいもあり、大型大会が開催されていない昨今。
今回は超インフレ期と呼ばれた9期環境についてお話していこうと思います。
どうも、神無です。
私自身の思い出話もちょいちょい出るかもしれないのと、長くなるので前後編で分かれると思いますので、ご了承ください。
*そもそも……
いきなり9期の話されてもって感じはするので、8期の終盤の話を少しだけ。
8期終盤の環境デッキでパッと思い浮かぶのは「AF先史遺産」ですね。
『先史遺産 ネブラディスク』を獲得し、優秀な初動札を得た先史遺産と、バック(セットされている魔法罠)の破壊を牽制するAFの組み合わせで、☆5が並び易い特性上『セイクリッド・プレアデス』による圧も凄まじいものでした。
この頃の征竜は主要パーツが制限カードになっていたこともあり、翼を捥がれた状態でした。
*本題
9期最初のパック『デュエリストアドベント』が発売されると、AF先史遺産を見かける事は少なくなりました。急にです、はい。
特に強かったのは皆さんご存知の『シャドール』と『テラナイト』の2つのデッキ。
『テラナイト』はランク4を作る事に特化していた事もあり、ガジェットを軽く凌駕する程のデッキパワーを持っていました。唐突にやって来る『星因士 シャム』と『停戦協定』によるバーンが好きでしたね。テラナイトの人の座は、割とすぐに明け渡しましたが。
『シャドール』は今でも根強い人気を誇るカテゴリーですね。当時のシャドールフュージョンが2000円行ってたのは懐かしい限りです。手札を大きく消費させる融合というギミックに「デッキ内で融合する」というのは衝撃的かつ革命的でした。
シャドールのEXメタもあり、AF先史遺産は姿を消し征竜はEXに頼らずに高打点を出せたので、三番手に留まりました。
……こうやって見ると、征竜って凄いですね。何でテンペストだけ出所したんだろ。
*ペンデュラムの台頭
『ネクストチャレンジャーズ』が発売されると『神の写し身との接触』の収録もあり、シャドールのデッキパワーが上がります。
それと同時に環境に浮上したのが新規Pテーマだった『クリフォート』ですね。妥協召喚により、耐性と打点で戦ってましたね。身内で行ったチーム戦の大会で、ゴストリと組んで出場したのですが、当時のメインデッキのスリーブ付けて油断を誘って優勝を捥ぎ取りましたね。スリーブ詐欺ではありません、偶然つけるのに丁度良いスリーブが無かったんですよ。
あと、ストラクで強化されたHEROも強かったですね。ダークロウのせいで。
この時期は『光天使 セプター』と『光天使 スローネ』を使って『No.16 色の支配者ショックルーラー』を出すというのが流行ってました。
☆4で光属性、だいたいのデッキに入るからですね。
〇〇出張セットって言葉もこの辺りから聞くようになった気がします。ゴストリに「出張セットだけでデッキ組んで来てー」って無茶振りしてた記憶もありますね(笑)
*ネ ク ロ ス
塩酸シメジ平目出目金 ネクロス
旧神ノーデンが来日した事で、簡易融合を用いたカップ麺早食い競争を経てセプスロコンビが規制。流石のシャドールも力を削がれましたが、ここで登場するのが『ネクロス』ですね。
儀式は融合以上にリソースを消費することもあり、環境には縁がありませんでしたがサーチ手段の多さとシャドール以上のEXメタにより、瞬く間に環境を青色一色に染め上げました。
リリーサークラウソラス……。うっ、頭が……!
*プトレノヴァインフィニティ
ご唱和ください、滅びの呪文!
ネクロス一強時代はそこまで続かず、『クロスオーバーソウルズ』が発売されるとランク4を活用するデッキから化物が生まれます。
『星守の騎士 プトレマイオス』を使ってサイバードラゴンノヴァを経由して、サイバードラゴンインフィニティが、どんなデッキからでも出て来たからですね。
このプトレノヴァインフィニティ、『クラッシュオブリベリオン』が発売されるまで続きます。
ちなみにEmトリッククラウンが登場し「クラウンブレード」と呼ばれるランク4出張セットが生まれたのもこの時期です。
と、まぁ長くなってきたので今回はこの辺で。
後編は「あの」EmEMが登場する時期からお話します。
ではまた次回お会いしましょう。