地獄の9期のお話 後編(神無)
はい、後編でございます。
どうも、神無です。
前編では滅びの呪文「プトレノヴァインフィニティ」が唱えられるまでを振り返りました。今回は続きから行きます。
*EMEm時代
EM魔術師オッドアイズをピックアップしたストラクである『マスターオブペンデュラム』が発売されると、『EMEm』が台頭。P召喚特有の大量展開にモノを言わせ、環境トップに君臨。
更についにやって来てしまった『彼岸』と、ストラクRによってEX封殺能力を得た『帝』の三強の構図が完成します。
するんですが、それも束の間。『ブレイカーズオブシャドウ』が発売されると、環境が爆発します。そりゃもう盛大に。
理由は『EM モンキーボード』や『竜呼相打つ』という強力なカードの追加です。
これによりEMEmの安定性と展開力が更に上昇し、安定性が低かった帝を陥落させ、彼岸がギリギリで食い下がるという構図が生まれます。
しかし『No.16 色の支配者ショックルーラー』が現役だった事もあり、EMEmをメタるにはEMEmが一番というのが実際の所で、そんな背景もありEMEm一強時代が到来しました。
EMEmに勝ちたいならEMEmを使え。って話はよく耳にしたものです。
お待たせしました、群雄割拠
映画 遊戯王THE DARK SIDE OF DIMENSIONSが公開されていた時期になると、EMEmはデッキ構築不可能なレベルのメス入れをされ、彼岸と帝もダメージを受けました。
そこで台頭したのが、じわじわと強化されていた『青眼』とメタカードを積みつつ高い安定性を持つ『ABC』でした。この事から、この時期の事を海馬王と呼ばれていましたね。
また、ストラクで強化された『DD』も環境に食い込むように。『地獄門の契約書』再録は当然なのですが、ブースターSPから組んで愛用してた身としては、ショック受けてました。勝手に「DDショック」と呼んでます(笑)
最後の暗黒期
『レイジングテンペスト』が発売されると、青眼やABC、DDは息を潜めがちになります。
それは何故か?
皆さんご存知『十二獣』が登場したからですねぇ!
単純な制圧力はABC、DDに劣るもののそれをカバーするだけの大きな安定性がウリでした。
何より1枚のカードから召喚権を使わず展開出来る上に展開のために必要なカードは少なく、メタカードや手札誘発を積む事が可能。
また出張性能の高さもウリとなり、環境は『十二獣○○』というような十二獣の派生デッキがシェアを占めていました。
また『真竜』もここに来て大幅な強化を受けました。自身のカードを破壊された時にリクルート効果を発動する、一部の恐竜族と手を組み『恐竜真竜』というデッキが登場。このデッキは展開力も制圧力も高く、1ターンで強力な盤面を作る事が出来るため、10期に入り新マスタールールが施行されてからも流行る事になります。
まぁこの『恐竜真竜』も、後々手痛いお仕置きを受ける事になるのですが、それはまた別のお話しという事で。
総括
前後編に分けてバッと9期環境の振り返りをお送りした訳ですが、これだけ目まぐるしく環境デッキが変わったのは、9期だけじゃないでしょうか?
10期も群雄割拠してた印象ありますしね。
とりあえず、ペンデュラムコールと調弦返して?(笑)
こういったただの読み物記事は定期的にやって行こうかなと思ったので、何かお題考えときます。
今回はこの辺で、また次回お会いしましょう。