不知火が斬る(神無)
刀持った女子高生って良いですよね。
どうも、神無です。
喰霊 零の黄泉とか好きです。
今回はそんな遊戯王界の刀テーマである【不知火】のデッキ紹介です。
いつも通り、レシピからどうぞ。
はい、こんな感じです。
ではサクッと解説の方に入って行きます。
*解説
不知火は9期に発売されたパック『ブレイカーズ・オブ・シャドウ』にて登場したテーマで、①の固有効果と②の除外された際の効果を持ちます。
『ブレイカーズ・オブ・シャドウ』の時点では、偶数レベルのSモンスターしかいなかったのですが、『SAVAGE STRIKE』にて増えた不知火により、純構築でも奇数シンクロも出来るようになりました。
デッキとしては【シンクロアンデ】に除外と守備力0関連の効果を追加した、シンクロを活かしたビートデッキになります。
『不知火の隠者』1枚からレベル8シンクロ、特に除外されているカードを使い回す事が出来る『PSYフレームロード・Ω』をシンクロ召喚出来るのは、アンデットならではの動きです。
これに関しては後述します。
*主要カード
『妖刀 不知火』
チューナー・効果モンスター
星2/炎属性/アンデット族/攻 800/守 0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、チューナー以外の
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを墓地から除外し、
その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ
アンデット族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
場と墓地で2回に及ぶシンクロ召喚を可能とするレベル2チューナー。
『不知火の式部』でリクルート出来る為、活躍する機会は多いです。
また墓地で『不知火の隠者』と共に除外してレベル6シンクロを作る事で、『不知火の隠者』の効果でこのカードが帰還するので、『クリスタルウイング・シンクロ・ドラゴン』等の強力なレベル8シンクロモンスターを呼び出す事も出来ます。
……リストにクリスタルウイング無いのは、私が枚数持って無いからです(笑)
レベル3のチューナーである『逢魔ノ妖刀 不知火』は自身をリリースして不知火を含むアンデット族を2体帰還する効果を持つので、馬頭鬼等を帰還する事で、更なるアドバンテージ獲得を狙えます。
チューナーとして使う場合はバニラと割り切りましょう。
『不知火の隠者』
効果モンスター
星4/炎属性/アンデット族/攻 500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから守備力0のアンデット族チューナー1体を特殊召喚する。
(2):このカードが除外された場合、「不知火の隠者」以外の除外されている
自分の「不知火」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動時にフィールドに「不知火流 転生の陣」が存在する場合、
この効果の対象を2体にできる。
このデッキのメインエンジン。
前述した通り『PSYフレームロード・Ω』をシンクロ召喚するのに便利です。
以下、手順です。
1.『不知火の隠者』を召喚。
2.『不知火の隠者』をリリースし、『ユニゾンビ』をリクルート。
3.『ユニゾンビ』の効果で『馬頭鬼』を墓地へ送ることで、レベルを4にする。
4.『馬頭鬼』を墓地から除外し、『不知火の隠者』を蘇生。
5.『不知火の隠者』とレベル4になった『ユニゾンビ』で『PSYフレームロード・Ω』をシンクロ召喚。
場で活躍し、墓地に行っても活躍する出来る人です。
『不知火の式部』
効果モンスター
星4/炎属性/アンデット族/攻1500/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札・デッキから「妖刀-不知火」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードが除外された場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
その後、手札を1枚選んで捨てる。
アンデット族しか特殊召喚出来なくなる制約が掛かるものの、このカード1枚からシンクロ召喚に繋げる事が出来るこのデッキのサブエンジン。
②の除外された時の手札入れ替えも、墓地を肥やせる為、総合的に見ればアドバンテージとなります。
『不知火流 燕の太刀』
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースし、
フィールドのカード2枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、デッキから「不知火」モンスター1体を除外する。
アンデット族版『ゴッドバードアタック』。
基本的には2:2交換ですが、『不知火の宮司』の除外で2:3交換になります。
正直コストに困る事はまずありません。不知火は②の効果で除外された時に何らかの恩恵を得られますし。
コストで除外するのは『不知火の宮司』を第一に考え、状況によって変えるのが良いでしょう。
『逢華妖麗譚ー不知火語』
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドにモンスターが存在する場合、
手札からアンデット族モンスター1体を捨てて発動できる。
捨てたモンスターとカード名が異なる「不知火」モンスター1体を
自分のデッキ・墓地から選んで特殊召喚する。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。
後攻における初動や、速攻魔法という事を加味し、相手ターンで『炎神 不知火』を蘇生させ、相手の盤面を荒らす事も出来るカード。
コストと制約も重い訳では無いので、便利なカードです。
『Ghost Meets Girl - A Shiranui's Story』っていう英語名も好きです。
*EXデッキについて
☆2チューナーと☆3チューナーを有する不知火ですが、☆3チューナーの『逢魔ノ妖刀 不知火』が癖が強いという事もあり、偶数レベルシンクロモンスターが多めですね。
あと『不知火語』や『式部』の制約もあるので、なるべくアンデット族で構成してます。
『戦神 不知火』
シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/アンデット族/攻3000/守 0
アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「戦神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
自分の墓地からアンデット族モンスター1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで、
除外したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合、
除外されている自分の守備力0のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地に戻す。
このデッキのメインアタッカー。
『宮司』を除外して壁を破壊しつつ斬り込みに行ったり、☆6シンクロの『刀神 不知火』を除外して攻撃力6000までを戦闘破壊出来る等、運用用途は多岐に渡ります。
①の効果は「特殊召喚に成功した時」に発動するので、シンクロ召喚した時だけで無く『生者の書』や『死者蘇生』によって蘇生された時にも反応します。
『炎神 不知火』
シンクロ・効果モンスター
星10/炎属性/アンデット族/攻3500/守 0
アンデット族チューナー+チューナー以外のアンデット族モンスター1体以上
自分は「炎神-不知火」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、
アンデット族Sモンスターを任意の数だけ選んでエクストラデッキに戻す。
その後、戻した数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊できる。
(2):自分フィールドのアンデット族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりに自分の墓地の「不知火」モンスター1体を除外できる。
特殊召喚時に墓地除外ゾーンのアンデット族シンクロモンスターをEXデッキに戻し、その数だけカードを破壊できる為、状況次第では大きなアドバンテージを得られます。
今回は『戦神 不知火』と『妖刀 不知火』をフル投入してるのもあり、2枚にしてますが1枚でも充分に仕事をしてくれると思います。
『冥界竜 ドラゴネクロ』
融合・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守 0
アンデット族モンスター×2
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
このカードと戦闘を行うモンスターはその戦闘では破壊されない。
また、このカードがモンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
そのモンスターの攻撃力は0になり、
そのモンスターの元々のレベル・攻撃力を持つ
「ダークソウルトークン」(アンデット族・闇・星?・攻?/守0)1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。
「冥界龍 ドラゴネクロ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
『竜の鏡』により融合召喚します。
相手モンスターの攻撃力を0にした上で、同じ能力を持つトークンを作る能力により、『戦神 不知火』の戦闘破壊を補助しつつ、1ターンキルを狙えたりします。
『ゾンビキャリア』を入れれば『冥界濁竜 ドラゴキュートス』まで行けそうですね。
*他にも……
【不知火】には強固な耐性を与える『不知火流 才華の陣』や、多少の制約があれど展開の補助になる『不知火流 転生の陣』といった有用なカードがあります。
また『ヴェンデット』や『魔妖』といった相性の良いアンデット族テーマがある為、純構築以外にも楽しむ幅が広いテーマとなっています。
『アンデットワールド』と『バスターモード』を入れて、『デスカイザードラゴン /バスター』の特殊召喚を狙う構築なんかも面白そうですね。
戦い方自体も【シンクロアンデ】という、シンクロ初期の有名なデッキとあまり変わらないので、復帰勢の方にも馴染み易いのではないかな?と思います。
では今回はこの辺で、また次回お会いしましょう。