おいでよナチュルの森(ゴストリ)
次のデッキ紹介どれにしようか考えてたら時間が過ぎてました
1月は行く、2月は逃げる、3月は去るとはよく言ったものです、テキストが短いカードの処理みたいに早く終わりますね。
サンボル。羽根。壺。
さて今回のデッキは【ナチュル】です
ナチュルとは、低級モンスターを中心としたモンスターで構成され、相手の行動を制限しトリッキーに立ち回るデッキです
今回はモスキート軸とフライ軸の両刀で戦っていきます
〈デッキ解説〉
《ナチュルの神星樹》
昆虫族か植物族をリリースし、それと逆になる対応モンスターをデッキから特殊召喚できるナチュルのエンジン。個々のナチュルに対応力とまとまりを与える命綱なので、《強欲で謙虚な壺》や《金満で謙虚な壺》によるサーチを狙っていきます。ナチュルだけでなく《トリオンの蟲惑魔》も呼び出せるので、エンドサイクのような使い方も可能です
また、このカードは墓地に送られるとデッキからナチュルモンスターを手札に加えられるので、《バージェストマ・ディノミスクス》《トロイメア・ユニコーン》のコストに転用しデッキを回す事まで視野に入ります
ナチュル達の母なる樹、頼りになります
《ナチュル・アントジョー》
相手の特殊召喚に反応してナチュルを特殊召喚できるカードです。相手が特殊召喚する度にナチュルを呼び出せるのでこのデッキでは非常に重要な展開役です。ナチュルは展開効果を持つモンスターが少ないので、1ターンに何度も利用できるこのカードは序盤の生命線です
このデッキにおいて相手ターンにこのカードを場に用意する方法は、
②《ナチュル・マロン》によってデッキから墓地に送り、《強化蘇生》からの蘇生。
の2パターンが主になります
主軸となる《ナチュル・モスキート》《ナチュル・フライトフライ》は並べる事で価値が生まれますが自己特殊召喚する効果は持ち合わせていないので、展開方法はアントジョーに頼ることが多いです
《ナチュル・モスキート》
自身以外のナチュルの戦闘ダメージを押し付けるナチュル。効果の範囲は自身以外であり同名以外ではないので、別のモスキートが戦闘する際にはちゃんと適用できます。
このカードが存在する時に、《ナチュル・クリフ》が自爆特攻→効果で同名を含むナチュルを特殊召喚→自爆特攻。の流れを発生させライフダメージを稼ぐことができます
《ナチュル・チェリー》は戦闘破壊されることで同名カードを2体裏側守備表示で特殊召喚でき、ライフダメージと盤面を補充するのに最適です。神星樹の効果でチェリー1体をリリースし昆虫族のナチュルに切り替えることで追撃もできます。
上手くきまれば1ターンでライフを削りきれるポテンシャルのあるモスキートですが、戦闘破壊によるモンスターの損失は出来るだけ避けたい所です。ライフダメージが半端だと盤面の損失から立ち直れず押し切られてしまいます
守備表示の高ステータスモンスターがいれば狙って特攻、が最良ですがリンクモンスターにはやはり特攻しかありえません。なので戦況の制御と予想を常に意識しましょう
《ナチュル・フライトフライ》
①自分のナチュルの数×300相手のモンスターにデバフをかける効果
②守備力が0のモンスターをコントロール奪取する効果
の2つの効果を操れます。①の効果は対象に取る効果でもなく発動しないので、ナチュルでも戦闘破壊に持ち込める状態を作りやすくなります。ナチュルが5体並べば1500のデバフになり、フライトフライが3体いれば4500のダウンになるので並のモンスターは無力化できます。今回は2体の採用に抑えていますがそれでも充分役立ちます
モスキートの反射ダメージが効きずらいタイプのデッキにおいては、フライトフライを前面に出してビートダウンするのも手です。コントロール色の強いモンスターはステータスが低い傾向にあるので戦闘破壊を狙う。あるいはコントロール奪取出来れば相手に不利を押し付けながら攻め立て、最後はリンク素材にするなどして使い潰せれば理想です
《スクラム・フォース》
このデッキのメイン盾です。前述までのアントジョーによる展開で、一体でも守備表示でナチュルを呼び出すだけでこのカードで耐性を与えられます。モスキート2体を並べた「隊長ロック」やフライトフライのデバフによって盤面が固くなり、時間稼ぎとして頼りになります。破壊から防ぐ表側魔法罠のコストに《強化蘇生》を充てても蘇生したモンスターは破壊されず、《ナチュルの神星樹》であればサーチに繋がり無駄がないです。
《バージェストマ・ディノミスクス》
罠による除去と墓地からの特殊召喚効果を持っていて、極めて高い汎用性を誇るフェイバリットカードです。種族が水族で神星樹とのシナジーはありませんが、《クロスローズ・ドラゴン》の素材にし易く、R2も狙う事ができます。場では《セラの蟲惑魔》の罠発動効果のトリガーになれて、墓地では罠カードをトリガーに蘇生できるためエクストラとの連携がはかりやすくなります。デッキから罠カードを墓地に送れる《バージェストマ・マーレラ》も、《ナチュルの神星樹》と相性がいいので採用してみてもいいかもしれません
《クラリアの蟲惑魔》
このデッキの新たなる力。蟲惑魔をタッチしている理由の1つです
元々蟲惑魔は《ナチュルの神星樹》の存在からトリオンののみ採用していました。魔法罠の排除が目的でしたが、神星樹によるリクルート以後は蘇生カードを使わなければ魔法罠の除去が難しく、同じ魔法罠を操るデッキに対して除去が追いつかない局面もありました。そこでクラリアの効果が生きてきます。クラリアは墓地から蟲惑魔を呼び戻す効果を持ち、トリオンの除去効果をノーコストで発動可能になります
落とし穴の再セット効果もこのデッキの防御力を少ないスロットで上げてくれるので助かるポイントです
ピン挿ししている《ジーナの蟲惑魔》は罠をコストに特殊召喚できるので、エクストラのカードを利用しやすくなる点と、神星樹をコストにした場合にナチュルチューナーをサーチしてシンクロ召喚する事も意識出来ます。《ナチュル・ビースト》のような制圧モンスターや《ブラックローズ・ドラゴン》のリセット効果も状況によって選べるので対応力が上がります。クラリアの素材にし易く、リンク召喚による消費をエンドフェイズに取り返せて神星樹のコストを確保出来るので使い心地が◎
蟲惑魔が強化されるとナチュルにも恩恵が受けられるので、これからも蟲惑魔強化していってほしいところ
ナチュルに強化がくるよりこちらに期待した方が希望があるのが悲しき過去テーマのサガですね
〈総括〉
以上、【ナチュル】のお話でした
ステータスは低くても、せせこましく立ち回って強敵を翻弄するデッキは使っていて楽しいです
選ぶスタイルが技か力か
遊戯か海馬か
そういう構図がまた遊戯王という感じがします
それではまた次の記事にて